データ：
全長１メートル10センチ。発光・サウンド機能（テジタルサウンド）LEDで発光、スイッチオンで光りがせり上がる方式です。単三電池3本使用。サウンドがこれまでよりボリュームアップして迫力が増しています。展示スタンド付属。
※稀少なMR製品で未開封新品。
発売年：
2005年5月下旬 2016年1月特別販売。
コメント：
光る音がするライトセイバー、FXシリーズの新シリーズがグレードアップしてスタート、その第1弾としてアナキンFXライトセイバーのEP3バージョンが登場しました。「シスの復讐」で幾多の敵やオビワンとも対決しなければならないアナキン、その手に持つのがこのセイバーです。発売の度に性能が上がっているFXですが、サウンド機能が改善されて、ボリュームが上がりダイナミックな駆動音となっています。また可動に必要な乾電池もこれまでの6個から3個となりコストパフォーマンスも上がっています。
※当時を振り返って、FXライトセイバーブーム席巻〜
・FXライトセイバーの人気アイテム、アナキンFXの販売もそろそろ終了ということで、当時のFXライトセイバーフィーバーというものを書き留めて見ました。読み物としても興味深いと思いますよ。
このアナキンEP3FXとESBダースベイダーFXライトセイバーは、ちょうどEP3「シスの復讐」公開数ヶ月前に発表されました。私は映画の出来栄えがこれまでの2作とは比べても大変素晴らしいものだと情報を得ていたので、随分と皆様には早期での予約を薦めた事を覚えております。また同時に国内の取引先だけでは全ての顧客の要望に応えられないと考え、海外から直接取り寄せる準備も始めました。
・FXライトセイバーの人気炸裂！大量のバックオーダーに納品が追いつかない状況に〜
映画が公開されるや予想を遥かに上回る注文が毎日のように入ってきて、代理店に発注した数10本はあっという間に無くなってしまい、それからは海外の取引先から取り寄せして対応しておりましたが、全世界規模の大量発注により中国の生産工場がパンクしてしまい、入荷も途中からストップしてしまいました。工場ストップは私の知る限りでも2回ございました。
やっと生産が再開されて当店でほぼ半月置きくらいに入荷しますが、パレットでの発注でしたので一度に100個以上入ることも珍しく無く、梱包作業はバイトに任せて発送メールは毎日徹夜でした。
またメイスやROTJルークFXもリニューアルして再販されブームに拍車をかけました。この頃はFXなら何でも売れたのではないでしょうか。
・当時の供給ライン〜
MR社の日本代理店はハリコレでしたが、このFXライトセイバーだけはバンダイの子会社のハピネットが担当することになっていました。理由は聞いた話しでは大量の商品在庫を保管する場所が確保できないから、というものでした。
しかしこのハピネットがうまくタイムリーにFXを納品できず、取引先の販売店はなかなか在庫が用意できなかったようです。当店は最初から何か嫌な予感がしたので、殆どハピネットのお世話にはなりませんでした。
国内総入荷数はアナキンとベイダーで3000個だということですが、当店だけで1000個は販売しているので、そんな少ない数量では無いはずです。
・ブームの終焉と現在､これから〜
映画が終わってからもブームが収まることは無く、しばらくは好調な売れ行きでしたが、年が明けた頃からは落ち着きました。ハピネットにはやっとこの時期になってFXセイバーが入荷しますが、以前のようには売れず大量の不良在庫を抱えたショップが続出してネットで投売り販売されたのもこの頃です。
MRの全アイテムの中で最も製造されたのがこのアナキンFXだと思いますが、発売から4年を経て当店の在庫もあと僅かとなりました。
FXシリーズはライセンスの切れたMRに替わってハズブローが引き継ぐようですが、製品の性能やクオリティーも変わっていくと思います。SWの新作TVシリーズなどとの連動など興味もつきません。
